いましめ)” の例文
長老のいましめをかえりみず、はなはだしきは弱冠じゃっかんの身をもって国家の政治を談じ、ややもすればかみを犯すの気風あるが如し。
徳育如何 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
近世の蝦夷地えぞちに、いわゆるフレシャム(赤人)のいましめを伝えた時、多くの東北人にはそれが意外とも響かなかったのは、古来の悪路王あくろおう大竹丸おおたけまるの同類に、赤頭太郎などと称して赤い大人おおひと
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
往事回顧すれば十五年、社中君をうしなうてより又十年、今の学友或は之を知らざる者もあらん。記して以て君の言行の一を知らしめ、兼て天下国権論者のいましめに供す。
故社員の一言今尚精神 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)