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謡言
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ようげん
ふりがな文庫
“
謡言
(
ようげん
)” の例文
そういうものの、
謡言
(
ようげん
)
はなかなか盛んだ。挙人老爺は自身来たわけではないが長い手紙を寄越して趙家と「仲直り」をしたらしい。
阿Q正伝
(新字新仮名)
/
魯迅
(著)
それで一日も早く自分の居城
多聞山
(
たもんやま
)
へ
忰
(
せがれ
)
を呼び戻したく、たび/\そのことを
筑摩家
(
つくまけ
)
へ願い出たのであったが、兎角国中に穏かならぬ
謡言
(
ようげん
)
が専らである折柄
武州公秘話:01 武州公秘話
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
折も折、宋朝廷の
天文
(
てんもん
)
太史院は、都下の
謡言
(
ようげん
)
や北斗を
占案
(
うらな
)
って、諸州へ乱のきざしを警報してきたところではあり、この事実なので、奉行
蔡九
(
さいきゅう
)
は、たちどころに決断をくだし
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
小金ヶ原の
珍
(
ちん
)
な現象が、江戸の市中までも評判になると、そこに
謡言
(
ようげん
)
がある。
大菩薩峠:20 禹門三級の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
すると、西涼一帯に、いろいろな
謡言
(
ようげん
)
が
流布
(
るふ
)
されて、州民は、
恐慌
(
きょうこう
)
を起した。
三国志:03 群星の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
「蔡大臣への偽手紙にはこう書いておく。——犯人宋江なる者は、世上の
童
(
わらべ
)
の
謡言
(
ようげん
)
に照らしてみても、ゆゆしき国罪の張本なれば、軽々しく地方において処刑するな。途中厳重に、都へ差立てい、という偽命令で江州から外へ誘い出す」
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“謡言”の意味
《名詞》
謡言(ようげん)
噂。風説。流言。
(出典:Wiktionary)
謡
常用漢字
中学
部首:⾔
16画
言
常用漢字
小2
部首:⾔
7画
“謡”で始まる語句
謡
謡曲
謡声
謡本
謡初
謡物
謡会
謡出
謡謳
謡方