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いましめ
ふりがな文庫
“
訓戒
(
いましめ
)” の例文
されども浪子は父の
訓戒
(
いましめ
)
ここぞと、われを
抑
(
おさ
)
えて何も家風に従わんと決心の
臍
(
ほぞ
)
を固めつ。その決心を試むる機会は
須臾
(
すゆ
)
に来たりぬ。
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
これまでは罰や、罪業に対する一応の
訓戒
(
いましめ
)
じゃ。そこを助ける、生きながら畜生道に落ちる処を救いたまわる、現当
利益
(
りやく
)
、罰
利生
(
りしょう
)
、弘法様はあらたかやぞ。
雪柳
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
多一やい、皆への
馳走
(
ちそう
)
に猿を舞わいて見せてくれ。
恥辱
(
はじ
)
ではない。
汝
(
わり
)
ゃ、
丁稚
(
でっち
)
から飛上って、今夜から、大阪の旦那の一
人
(
にん
)
。
旧
(
むかし
)
を忘れぬためという……取立てた主人の
訓戒
(
いましめ
)
と思え。
南地心中
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
中将の書斎には、
父子
(
おやこ
)
ただ二人、再び帰らじと
此家
(
ここ
)
を
出
(
い
)
でし日別れの
訓戒
(
いましめ
)
を聞きし時そのままに、浪子はひざまずきて父の
膝
(
ひざ
)
にむせび、中将は
咳
(
せ
)
き入る
女
(
むすめ
)
の
背
(
せな
)
をおもむろになでおろしつ。
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
“訓戒”の意味
《名詞》
訓戒(くんかい)
諭して、戒めること。
(出典:Wiktionary)
訓
常用漢字
小4
部首:⾔
10画
戒
常用漢字
中学
部首:⼽
7画
“訓戒”で始まる語句
訓戒口調