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言囃
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いいはや
ふりがな文庫
“
言囃
(
いいはや
)” の例文
チェルシーの
哲人
(
セージ
)
と人が
言囃
(
いいはや
)
すのは御前の事かと問う。なるほど世間ではわしの事をチェルシーの
哲人
(
セージ
)
と云うようじゃ。
カーライル博物館
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
当時凌雲閣の近処には依然としてそういう
小家
(
こいえ
)
がなお数知れず残っていたが、震災の火に焼かれてその跡を絶つに及び、ここに玉の井の名が俄に
言囃
(
いいはや
)
されるようになった。
寺じまの記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
お米の
容色
(
きりょう
)
がまた評判でございまして、
別嬪
(
べっぴん
)
のお医者、榎の先生と、番町辺、津の
守坂下
(
かみざかした
)
あたりまでも
皆
(
みんな
)
が
言囃
(
いいはや
)
しましたけれども、一向にかかります病人がございません。
政談十二社
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
婦人科
(
ふじんか
)
に
妙
(
みょう
)
を
得
(
え
)
ていると
言囃
(
いいはや
)
していた。
六号室
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
口々に好なことを
言囃
(
いいはや
)
した。
世間師
(新字新仮名)
/
小栗風葉
(著)
言
常用漢字
小2
部首:⾔
7画
囃
漢検1級
部首:⼝
21画
“言”で始まる語句
言
言葉
言伝
言語
言下
言上
言訳
言草
言問
言出