“西蜀”の読み方と例文
読み方割合
せいしょく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いま、北に曹操があり、南に孫権ありとするも、荊州、益州の西蜀せいしょく五十四州は、まだ定まっていない。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
南陽の諸葛しょかつ西蜀せいしょく子雲しうんが亭、何のろうかこれあらんという事もあります。それに御掃除が行届いていて大層お綺麗きれいです。此方こちらにははいがおらんで何より結構ですね。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
そして遂に、その理想は実現を見、玄徳は西蜀せいしょくに位置し、北魁ほくぎ曹操そうそう東呉とうご孫権そんけんと、いわゆる三ぶん鼎立ていりつの一時代を画するに至ったが、もとよりこれが孔明の究極の目的ではない。
三国志:12 篇外余録 (新字新仮名) / 吉川英治(著)