“鼎立”の読み方と例文
読み方割合
ていりつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
少し遅れてその筋向いにカッフエ・スターが出来、一頃は田原屋と三軒鼎立ていりつの姿をなしていたが、間もなくスターが廃業して今の牛肉屋恵比寿に変った。
早稲田神楽坂 (新字新仮名) / 加能作次郎(著)
しかもそれらの各種の論文は互いにあい鼎立ていりつして、どちらも、それ自身としては正当でありうるのである。
科学と文学 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
然らずして、あなたが、天下に呼号し、・呉を向うにまわして、鼎立ていりつを計る意義がどこにありまするか
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)