“鼎座”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ていざ90.9%
かなえざ9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
劉備は強いていなまなかった。そこで三名は、鼎座ていざして、将来の理想をのべ、刎頸ふんけいちかいいをかため、やがて壇をさがって桃下の卓を囲んだ。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
与十と鼎座ていざになって三人は囲炉裡をかこんでまた飲みながら打解けた馬鹿話をした。仁右衛門が自分の小屋に着いた時には十一時を過ぎていた。
カインの末裔 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
そこはもうすっかりかたづけられていて、矢部を正座に、父と監督とが鼎座かなえざになって彼の来るのを待っていた。
親子 (新字新仮名) / 有島武郎(著)