袖形そでがた)” の例文
袖形そでがた押絵細工おしえざいくはしさしから、銀の振出し、という華奢きゃしゃなもので、小鯛こだいには骨が多い、柳鰈やなぎがれい御馳走ごちそうを思出すと、ああ、酒と煙草たばこは、さるにても極りが悪い。
雛がたり (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
晩年には益々こうじて舶来の織出し模様の敷布シーツを買って来て、中央に穴を明けてスッポリかぶり、左右の腕に垂れた個処を袖形そでがたって縫いつけ、まる酸漿ほおずきのお化けのような服装なりをしていた事があった。