“行帰”の読み方と例文
読み方割合
ゆきかえ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
向うの溝から鰌(どじょう)にょろり、こちらの溝から鰌にょろり、と饒舌(しゃべ)るのは、けだしこの水溜(みずたまり)からはじまった事であろう、と夏の夜店へ行帰(ゆきかえ)りに、織次は独(ひと)りでそう考えたもので。
国貞えがく (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
それは去年の秋の頃、綿のような黄金色(こがねいろ)なす羽に包まれ、ピヨピヨ鳴いていたのをば、私は毎日学校の行帰(ゆきかえ)り、餌(え)を投げ菜(な)をやりして可愛がったが、今では立派に肥(ふと)った母鶏(ははどり)になったのを。
狐 (新字新仮名) / 永井荷風(著)