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融合
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ゆうごう
ふりがな文庫
“
融合
(
ゆうごう
)” の例文
その境地では、おそらく、芸術と生活との対立が解消されて、両者の
渾然
(
こんぜん
)
とした
融合
(
ゆうごう
)
が、実現されることになるのではあるまいか。
「ヴェニスに死す」解説
(新字新仮名)
/
実吉捷郎
(著)
その境地では、おそらく、芸術と生活との対立が解消されて、両者の
渾然
(
こんぜん
)
とした
融合
(
ゆうごう
)
が、実現されることになるのではあるまいか。
ヴェニスに死す
(新字新仮名)
/
パウル・トーマス・マン
(著)
億百万のばけものどもは、通り過ぎ通りかかり、行きあい行き過ぎ、発生し
消滅
(
しょうめつ
)
し、
聨合
(
れんごう
)
し
融合
(
ゆうごう
)
し、再現し進行し、それはそれは、実にどうも見事なもんです。
ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
一箇の中に、無数の人間意志や宇宙意志を
融合
(
ゆうごう
)
しており、彼自身は、それを“われ”だとしている者である。また周囲も、庶民も、それを“彼”だとしている者である。
新書太閤記:10 第十分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
少なくとも太平洋上の諸島には、この未来の
融合
(
ゆうごう
)
に向かって、期待を
繋
(
つな
)
げずに居られぬものが多く、さらに今回の南島研究復興に至っては、新たなる一つの機縁ではないかとさえ想像せられる。
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
▼ もっと見る
よく人に
訊
(
き
)
かれることであるが、自分の今の考えでは、壇ノ浦以後、椎葉山中のような平家村の生態までを、そしてある一時代に、平家文化を咲かせた人間の集団と大自然との
融合
(
ゆうごう
)
までを
随筆 新平家
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
それは、平時に
民部
(
みんぶ
)
の教えるところであった。民部は伊那丸を
勇士
(
ゆうし
)
猛夫
(
もうふ
)
の
部類
(
ぶるい
)
には育てたくなかった。
器
(
うつわ
)
の大きな、
徳
(
とく
)
のゆたかな、
品位
(
ひんい
)
と
天禀
(
てんぴん
)
のまろく
融合
(
ゆうごう
)
した
名将
(
めいしょう
)
にみがきあげたいと
念
(
ねん
)
じている。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
融
常用漢字
中学
部首:⾍
16画
合
常用漢字
小2
部首:⼝
6画
“融合”で始まる語句
融合調和