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虚誕
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いつわり
ふりがな文庫
“
虚誕
(
いつわり
)” の例文
黒衣
(
こくえ
)
が
棲居
(
すみか
)
を立出でしが、
他
(
かれ
)
が言葉を
虚誕
(
いつわり
)
なりとは、月に
粲
(
きら
)
めく
路傍
(
みちのべ
)
の、露ほども
暁得
(
さと
)
らねば、ただ嬉しさに堪えがたく
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
金眸は
大
(
おおい
)
に怒り、「さては黒衣が
虚誕
(
いつわり
)
なりしか。さばれ何ほどの事かあらん」ト、いひつつ、鷲郎を払ひのけ、黄金丸に
掴
(
つか
)
みかかるを、
引
(
ひっ
)
ぱづして肩を
噛
(
か
)
めば。
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
われ曹
疾
(
と
)
くより爾が罪を知れり。たとひ言葉を
巧
(
たくみ
)
にして、いひのがれんと計るとも、われ曹いかで欺かれんや。重ねて
虚誕
(
いつわり
)
いへぬやう、いでその息の根止めてくれん
こがね丸
(新字旧仮名)
/
巌谷小波
(著)
虚
常用漢字
中学
部首:⾌
11画
誕
常用漢字
小6
部首:⾔
15画
“虚”で始まる語句
虚
虚空
虚言
虚無僧
虚偽
虚妄
虚構
虚子
虚飾
虚無