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藪地
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ジャングル
ふりがな文庫
“
藪地
(
ジャングル
)” の例文
突然行手の
藪地
(
ジャングル
)
の中から支那語の叫び声が聞こえて来た。袁更生の一味の者が先廻りをしていたに相違ない。背後からは土人が追っかけて来る。
沙漠の古都
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
ほとんど幾十という人間の顔が
藪地
(
ジャングル
)
の
木
(
こ
)
の
間
(
ま
)
から私達の方を瞬きもせずに
瞶
(
みつ
)
めている。それは確かに人間の顔だ。
沙漠の古都
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
突然前方の森林の中から鳥獣の悲鳴が聞こえたが、それと一緒に
藪地
(
ジャングル
)
を分けて虎が一匹走り出した。
沙漠の古都
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
伏見街道を五里ほど行った地点の、街道を外れた広大な
藪地
(
ジャングル
)
に、うごめく一つの人影があった。
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
大藪地帯
(
だいジャングル
)
を押し分けて、奥へ奥へと歩いて行く、きぬずれの音を聞くことが出来、やがて遙かの
藪地
(
ジャングル
)
の底から、重い扉でも開くような鈍い物うい音がして、つづいて多勢の若い女の
剣侠受難
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
▼ もっと見る
やがて
藪地
(
ジャングル
)
の裾まで来た。と、にわかにスペイン猫、ひと所をグルグル廻り出した。
剣侠受難
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
この
藪地
(
ジャングル
)
は四方十里、それほどにも渡る広大なもので、沼あり河あり丘あり谷あり、それを蔽うて松、杉、
柏
(
かしわ
)
、
桧
(
ひのき
)
、からまつ、
櫟
(
くぬぎ
)
、
栗
(
くり
)
、
白楊
(
しろやなぎ
)
などの喬木類が、昼は日光、夜は月光を
遮
(
さえぎ
)
り
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
藪
漢検準1級
部首:⾋
18画
地
常用漢字
小2
部首:⼟
6画
“藪”で始まる語句
藪
藪蚊
藪入
藪鶯
藪蛇
藪畳
藪蔭
藪原
藪睨
藪柑子