“藤井左京”の読み方と例文
読み方割合
ふぢゐさきやう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この時上段のみすの前には赤川大膳あかがはだいぜん藤井左京ふぢゐさきやうの兩人繼上下つぎかみしもにて左右に居並び常樂院天忠和尚てんちうをしやう披露ひろうにつれ大膳が簾をまけ雲間縁うんけんべりでふの上ににしきしとねしき天一坊安座し身には法衣ころもを着し中啓ちうけい
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
むすび藤井左京ふぢゐさきやうと云者あり此頃藤が原へ尋ね來り暫く食客となりて居たりしが時は享保十一午年うまどし正月五日の事なりし朝より大雪おほゆき降出ふりいでしが藤井左京は大膳に向ひそれが去冬きよとうより此山寨このさんさいへ參り未だ寸功すんこうもなくむなしくらすも殘念ざんねんなり我も貴殿の門下となりし手始めに今日の雪を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)