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蓮田
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はすだ
ふりがな文庫
“
蓮田
(
はすだ
)” の例文
三人は、
雑鬧
(
ざっとう
)
の浪を横に抜けて、
嵐粂吉
(
あらしくめきち
)
の小屋や
幟
(
のぼり
)
を横に見ながら、じめじめした
蓮田
(
はすだ
)
のへりを悠々とならんで歩み出しました。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と思うのに——雲はなくて、
蓮田
(
はすだ
)
、
水田
(
みずた
)
、畠を掛けて、むくむくと列を造る、あの雲の峰は、海から
湧
(
わ
)
いて地平線上を押廻す。
瓜の涙
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
鯉淵要人
(
こいぶちかなめ
)
、岡部三十郎、斎藤
監物
(
けんもつ
)
、佐野竹之助、
蓮田
(
はすだ
)
市五郎、稲田重蔵、増子金八、大関和七郎、広岡
子之次郎
(
ねのじろう
)
、遊佐銀二郎、山口
辰之介
(
たつのすけ
)
つづれ烏羽玉
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
彼方此方
(
かなたこなた
)
に浮んだ
蓮田
(
はすだ
)
の蓮の花は青田の
天鵞絨
(
ビロウド
)
に紅白の
刺繍
(
ぬいとり
)
をなし
打戦
(
うちそよ
)
ぐ稲葉の風につれて
得
(
え
)
もいわれぬ香気を送って来る。
散柳窓夕栄
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
長は近道をするために、
蓮田
(
はすだ
)
の中の細い
畦道
(
あぜみち
)
へはいっていった。
青べか物語
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
▼ もっと見る
へい、旦那もたしか——そのころはまだお若かったが、
蓮田
(
はすだ
)
様や関様などと、四、五度もおいで下すったはずでございます。
旗岡巡査
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
間四里、聞えた加賀の松並木の、西東あっちこち、津幡まではほとんど家続きで、
蓮根
(
れんこん
)
が名産の、
蓮田
(
はすだ
)
が稲田より風薫る。
星女郎
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
長は近道をするために、
蓮田
(
はすだ
)
の中の細い
畦道
(
あぜみち
)
へはいっていった。
青べか物語
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
蓮
漢検準1級
部首:⾋
13画
田
常用漢字
小1
部首:⽥
5画
“蓮田”で始まる語句
蓮田駅