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蓑亀
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みのがめ
ふりがな文庫
“
蓑亀
(
みのがめ
)” の例文
亀はこれもまた生きた
蓑亀
(
みのがめ
)
をつかって、甲羅に金泥で『寿』という字が書いてあるという豪奢かげん。
顎十郎捕物帳:20 金鳳釵
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
ただ細い
釣竿
(
つりざお
)
にずっと黄色をなするのは
存外
(
ぞんがい
)
彼にはむずかしかった。
蓑亀
(
みのがめ
)
も毛だけを緑に塗るのは
中々
(
なかなか
)
なまやさしい仕事ではない。最後に海は代赭色である。バケツの
錆
(
さび
)
に似た代赭色である。
少年
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
次には「
蓑亀
(
みのがめ
)
」、これは蓑の如く
苔
(
こけ
)
がはえた亀の義で、
賀慶
(
がけい
)
の
徴
(
しるし
)
になって目出たい。続いては「蓑貝」「
蓑螺
(
みのにし
)
」「
蓑五位
(
みのごい
)
」などを挙げることが出来よう。いずれも形の
聯想
(
れんそう
)
からつけた名である。
蓑のこと
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
“蓑亀”の解説
蓑亀(みのがめ)とは、古くからさまざまな文学作品や芸術作品に記述が見られる、藻(苔。実のところは緑藻類)の付着したカメのことである。
(出典:Wikipedia)
蓑
漢検準1級
部首:⾋
13画
亀
常用漢字
中学
部首:⼄
11画
“蓑”で始まる語句
蓑
蓑笠
蓑虫
蓑毛
蓑直
蓑吉
蓑蟲
蓑掛
蓑浦
蓑火