“蓐中”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じょくちゅう66.7%
じよくちゆう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御米は産後の蓐中じょくちゅうにその始末を聞いて、ただ軽く首肯うなずいたぎり何にも云わなかった。そうして、疲労に少し落ち込んだ眼をうるませて、長い睫毛まつげをしきりに動かした。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)
また読んでいる場所は書斎のうちか郊外か蓐中じょくちゅうかを忘れると云うのと同じ事であります。
文芸の哲学的基礎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
御米およね産後さんご蓐中じよくちゆうその始末しまついて、たゞかる首肯うなづいたぎりなんにもはなかつた。さうして、疲勞ひらうすこんだうるませて、なが睫毛まつげをしきりにうごかした。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)