“萬吾(まんご)” の例文
此間(このあひだ)停車場(ステイシヨン)へ小林萬吾(まんご)と一緒に迎へに来て呉(く)れた時も既に感じた事であつたが、揉上(もみあげ)をよい程に短(みじか)く剃り上げて見違へる程色の白い美しい男に成つて居る。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛、与謝野晶子(著)
ロオランス翁の来ると云ふ十時にならぬ前にジユリアンを出て、オデオン座の廊で書物や雑誌を買ひ、リユクサンブル公園をぶらぶら横断して小林萬吾(まんご)君の画室(アトリエ)へ来た。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛、与謝野晶子(著)
此(この)ロオド・ピサロオ君は有名な風景画家故ピサロオ氏の息子で温厚な青年画家である。芝居は噂の如く今夜も大入(おほいり)であつた。僕等と向(むか)ひ合つた観棚(ロオジユ)に小林萬吾(まんご)、和田三造外二人の日本人も来て居た。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛、与謝野晶子(著)