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菰包
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こもづつ
ふりがな文庫
“
菰包
(
こもづつ
)” の例文
そして、どんどん運び出されて、
鮭
(
さけ
)
か
鱒
(
ます
)
の
菰包
(
こもづつ
)
みのように無雑作に、船尾につけてある発動機に積み込まれた。
蟹工船
(新字新仮名)
/
小林多喜二
(著)
檢死
(
けんし
)
は
行
(
おこな
)
はれない
事情
(
じじやう
)
があつて、
死體
(
したい
)
は
菰包
(
こもづつ
)
みのまゝ
十日
(
とをか
)
近
(
ちか
)
くも
轉
(
ころ
)
がしてあつた。
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
そしてふと
面
(
おもて
)
を上げてみると、いつのまにか田舎の老郷士といったような老人一名と、見るからに強げな供の若党がふたり、馬を曳いて来て、そこの
菰包
(
こもづつ
)
みを重そうに鞍へ積んでいた。
新書太閤記:10 第十分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
私の机の下の
菰包
(
こもづつ
)
みの蔭では折ふし思い出したように虫の音がする。
駅夫日記
(新字新仮名)
/
白柳秀湖
(著)
菰
漢検準1級
部首:⾋
12画
包
常用漢字
小4
部首:⼓
5画
“菰”で始まる語句
菰
菰冠
菰被
菰樽
菰僧
菰田
菰莚
菰掛
菰梱
菰垂