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菅野
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すがの
ふりがな文庫
“
菅野
(
すがの
)” の例文
菅野
(
すがの
)
に移り住んでわたくしは早くも二度目の春に逢おうとしている。わたくしは今心待ちに梅の
蕾
(
つぼみ
)
の
綻
(
ほころ
)
びるのを待っているのだ。
葛飾土産
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
男はずっと
被
(
かむ
)
りし手拭を
脱
(
と
)
り、小火鉢の向うへ坐した様子を見ると、何うも
見覚
(
みおぼえ
)
のある
菅野
(
すがの
)
伊之助らしい。
根岸お行の松 因果塚の由来
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「今年になってから
菅野
(
すがの
)
君と僕、それから大谷君です。昨今辰野君というのが
定
(
きま
)
りかけています」
冠婚葬祭博士
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
専業の
幇間
(
ほうかん
)
で、当時山城河岸の家へ出入していたものは、桜川善孝、
荻江
(
おぎえ
)
千代作、都千国、
菅野
(
すがの
)
のん子等である。千国は初の名が荻江露助、後に千中と云う。
玄冶店
(
げんやだな
)
に住んでいた。
細木香以
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
尤
(
もっと
)
も、幸子
宛
(
あて
)
に来た姉の手紙を読むと、少し頼りないようなところもあって、飛び着く程の縁談とも云えないのであるが、ありようは、義兄の長姉が縁付いている
大垣
(
おおがき
)
在の豪農に
菅野
(
すがの
)
と云う家があり
細雪:03 下巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
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因幡
(
いなば
)
八頭
(
やず
)
郡
菅野
(
すがの
)
村大字淵見字日向阿原
地名の研究
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
丘阜
(
きゅうふ
)
に接するあたりの村は
諏訪田
(
すわだ
)
とよばれ、町に近いあたりは
菅野
(
すがの
)
と呼ばれている。
葛飾土産
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
菅
漢検準1級
部首:⾋
11画
野
常用漢字
小2
部首:⾥
11画
“菅野”で始まる語句
菅野又五郎
菅野角兵衛