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菅莚
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すがむしろ
ふりがな文庫
“
菅莚
(
すがむしろ
)” の例文
真夜半
(
まよなか
)
の街を行く
刻
(
とき
)
ノ太鼓に眼をさまして、武松はふと周囲を見まわした。祭壇の前の
菅莚
(
すがむしろ
)
の上で、通夜の自分はゴロ寝していたのである。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
社家へ声をかけると、守人も来て、神前に
菅莚
(
すがむしろ
)
を
展
(
の
)
べ、
母子
(
おやこ
)
の坐った端へ、自分も共に坐って、
拍手
(
かしわで
)
をうち鳴らした。
剣の四君子:03 林崎甚助
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
千秋
季忠
(
すえただ
)
は、
鎧
(
よろい
)
のまま拝殿に上がって、信長に
菅莚
(
すがむしろ
)
を与え、その前へ、
神酒
(
みき
)
の三宝を捧げて来て、
土器
(
かわらけ
)
を取らせた。
新書太閤記:02 第二分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
彼は、金蓮を引きずッて来て、祭壇の前の
菅莚
(
すがむしろ
)
の前にぬかずかせ、自身は手を伸ばして、
香炉
(
こうろ
)
に香を
燻
(
く
)
べた。そしてまた、
祠
(
まつ
)
りの
紙銭
(
かみぜに
)
へも火をつけたので、女は、せつなに、何か直感したらしい。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
菅
漢検準1級
部首:⾋
11画
莚
漢検1級
部首:⾋
10画
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