草々そう/\)” の例文
飯「昨日はお草々そう/\を申しました、如何いかにもお急ぎなさいましたから御酒ごしゅも上げませんで、おおきにお草々申上げました」
婆「能くお出でなさいました、去年は誠にお草々そう/\をしたって昨宵ゆうべもお噂をして居りました」
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
此間こないだね、旦那におたのみの事はいけねえと云うと、手前てめえきもしねえで嘘だと云って疑ぐられて居て詰らねえから、お前さん厭でも一寸あがって、傳次さん此間はお草々そう/\でしたと云えば
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
米「左様なら、今日はまア誠にお草々そう/\さま左様なら」
美「まことにお草々そう/\致しました、車でも」
松と藤芸妓の替紋 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)