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茶匙
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ちゃさじ
ふりがな文庫
“
茶匙
(
ちゃさじ
)” の例文
敏子ガ紅茶ヲ入レテ出シタガ、コノ間ノクルボアジエガマダ四分ノ一残ッテイルノガ床ノ間ニ置イテアッタノデ、
茶匙
(
ちゃさじ
)
ニ一杯ズツ
滴
(
た
)
ラシテススメタ。
鍵
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
彼女は二度目の成功を期待しながら、執念深く同じ行為を繰返して、再度
茶匙
(
ちゃさじ
)
を床に落した。銀製の光った匙は、床の上で
跳
(
は
)
ねあがり、鋭く澄んだ響を立てた。
ウォーソン夫人の黒猫
(新字新仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
身につけるものではないが、例えばマイヨオルの彫刻はせいぜい銅か土の
固
(
かたま
)
りであり、「
信貴山縁起
(
しぎさんえんぎ
)
」は一巻の長い紙であり、名工の
茶匙
(
ちゃさじ
)
は一片の竹であるに過ぎない。
大切な雰囲気:03 大切な雰囲気
(新字新仮名)
/
小出楢重
(著)
忽ちの
中
(
うち
)
に金に詰まり初め、御書院番のお役目の最中は、居眠りばかりしていながらに、時分を見計らっては受持っている宝物棚の中から、音に名高い利休の
茶匙
(
ちゃさじ
)
、
小倉
(
おぐら
)
の色紙を初め、
仁清
(
にんせい
)
の
香炉
(
こうろ
)
名娼満月
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
茶
常用漢字
小2
部首:⾋
9画
匙
漢検準1級
部首:⼔
11画
“茶”で始まる語句
茶
茶碗
茶店
茶屋
茶釜
茶箪笥
茶漬
茶筅
茶色
茶褐色