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范蠡
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はんれい
ふりがな文庫
“
范蠡
(
はんれい
)” の例文
そのほか、
范蠡
(
はんれい
)
、
子貢
(
しこう
)
、
白圭
(
はっけい
)
などという人物は、いずれも産物を売買して利益をあげ、巨万の富をきずきあげたのであります。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
これすなわち
范蠡
(
はんれい
)
が美姫
西施
(
せいし
)
を送って強猛な
夫差
(
ふさ
)
を亡ぼしたのと同じ計になるではありませんか
三国志:07 赤壁の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
四三
管仲
(
くわんちゆう
)
、
四四
九
(
ここの
)
たび諸侯をあはせて、身は
四五
倍臣
(
やつこ
)
ながら富貴は列国の君に
勝
(
まさ
)
れり。
四六
范蠡
(
はんれい
)
、
四七
子貢
(
しこう
)
、
四八
白圭
(
はつけい
)
が
徒
(
ともがら
)
、
四九
財
(
たから
)
を
鬻
(
ひさ
)
ぎ利を
逐
(
お
)
うて、
巨万
(
ここだく
)
の
金
(
こがね
)
を
畳
(
つ
)
みなす。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
かくて越が積年の“
会稽
(
かいけい
)
ノ
辱
(
はじ
)
”をすすぎえたのは、ひとえに
勾践
(
こうせん
)
の
下
(
もと
)
に、ただひとりの
范蠡
(
はんれい
)
があったによる——と、漢土の史書は日本にまで彼の名とその忠節とをつたえていた。
私本太平記:05 世の辻の帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
ここに
范蠡
(
はんれい
)
という越の忠臣があった。主君の囚われをかなしみ、苦心さんたん、身を塩魚売りにやつして、ついに呉城の禁獄へ忍びこみ、魚の腹に一片の密書をかくして獄へ投げて逃げた。
私本太平記:05 世の辻の帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
范
漢検1級
部首:⾋
8画
蠡
漢検1級
部首:⾍
21画
“范”で始まる語句
范
范陽
范増
范疆
范陽笠
范巨卿鶏黍死生交
范家
范尋
范邸
范文正