“苟(まこと)” の例文
だからこそ、殷の湯王の盤の銘にも、「苟(まこと)に日に新たに、日日に新たに、日に又新たなり」とあるではありませんか。
論語物語 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
孔子曰く、苟(まこと)に子にして欲するなくんば、これを賞すと雖(いえど)も窃(ぬす)まじ。しかれども魯終(つい)に孔子を用うること能(あた)わず。孔子もまた仕うることを求めず。(『孔子全集』、一九六一)
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
虞舜(ぐしゆん)の孳孳(じじ)として善を爲し、大禹(う)の日に孜孜せんことを思ひ、成湯(せいたう)の苟(まこと)に日に新にせる、文王の遑(いとま)あき暇(いとま)あらざる、周(しう)公の坐(ざ)して以て旦(たん)を待(ま)つ、孔子の憤(いきどほ)りを發して食を忘るゝ如きは、皆是なり。
自(みずか)ら得(う)るあらば 苟(まこと)に伝ふるに堪へむ
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)