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艴
ふりがな文庫
“艴”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
む
33.3%
むく
25.0%
むき
16.7%
むつ
16.7%
ふく
8.3%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
む
(逆引き)
「知らねえと思ふ
人間
(
ふと
)
に何故聞かつしやるだ。」と百姓は
蟷螂
(
かまきり
)
のやうに
艴
(
む
)
くれた顔をあげた。「これはあ、
索靖
(
さくせい
)
といふ
偉
(
えれ
)
え方の書だつぺ。」
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
艴(む)の例文をもっと
(4作品)
見る
むく
(逆引き)
『猫』の作者は、胃の悪い黒猫のやうに、座蒲団の上に円く
胡坐
(
あぐら
)
を掻いて唯にやにや笑つてばかしで、別に
艴
(
むく
)
れてゐる
容子
(
ようす
)
もなかつた。芸妓達は
各自
(
めい/\
)
色々な事を訊いたり、
喋舌
(
しやべ
)
つたりした。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
艴(むく)の例文をもっと
(3作品)
見る
むき
(逆引き)
それを見た皆の者は
艴
(
むき
)
になつて腹を立てたが、あいにく腹を立てた時の英語は
掻
(
か
)
いくれ習つてゐなかつたので、何と切り出したものか判らなかつた。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
艴(むき)の例文をもっと
(2作品)
見る
▼ すべて表示
むつ
(逆引き)
「
怪
(
け
)
つ
体
(
たい
)
な笑ひ方だな。」と広海氏は少し
艴
(
むつ
)
とした。「二百七十円と言つたが、そんなに
可笑
(
をか
)
しいんですか。」
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
艴(むつ)の例文をもっと
(2作品)
見る
ふく
(逆引き)
二つの孔から取り出して来たものを、一つの孔に押し返した所で、そんな事位で
艴
(
ふく
)
れつ
面
(
つら
)
をする鼻でもなかつた。
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
艴(ふく)の例文をもっと
(1作品)
見る
艴
部首:⾊
11画