むき)” の例文
それを見た皆の者はむきになつて腹を立てたが、あいにく腹を立てた時の英語はいくれ習つてゐなかつたので、何と切り出したものか判らなかつた。
「何だつてたなだてをはされなければならないんだね。」大杉氏はむきになつて顔を赤くした。「家賃もきちんきちんときまつて払つてるぢやないか。」
かういふと、そんぢよ其辺そこらの洋食屋はむきになつておこりだすかも知れないが、実際の事だから仕方が無い。尤も長田氏の阿母おつかさんは、そんな身体からだだから滅多に洋食なぞ食べない。
蛼は「きつね」ぢやない、「こほろぎ」だと教へると、その男はむきになつて