トップ
>
艴
>
むつ
ふりがな文庫
“
艴
(
むつ
)” の例文
「
怪
(
け
)
つ
体
(
たい
)
な笑ひ方だな。」と広海氏は少し
艴
(
むつ
)
とした。「二百七十円と言つたが、そんなに
可笑
(
をか
)
しいんですか。」
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
その発見によると、成金は馬よりか
唯
(
たつた
)
二本
脚
(
あし
)
が少いだけの事なので、馬は
艴
(
むつ
)
として上西氏を鞍から揺り落した。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
女房は鵬斎の単物と一緒に、自分の櫛も、笄も、貞操も、投げ捨てられたやうに
艴
(
むつ
)
となつて口を尖らした。
茶話:12 初出未詳
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
その男が
甚
(
ひど
)
く恐縮すると、長次郎氏は
艴
(
むつ
)
とした調子で
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
艴
部首:⾊
11画