“色師(いろし)” の例文
お君お糸とは別な世界の人のやうに扱(あつか)はれ、日頃ムシヤクシヤしてゐるうち、彌八といふ大變な色師(いろし)と仲よくなり、彌八がお君と祝言して伊勢屋の跡取りがきまると
こんな仕事には誂向(あつらえむ)きに出来ている男だ、何か、ちょっとした危ない仕事がやってみたくてたまらないのだ、小才(こさい)が利いて、男ぶりもマンザラでないから、あれでなかなか色師(いろし)でな
大菩薩峠:18 安房の国の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
遊ばせてやるのだと心得れば好かれぬまでも嫌(きら)われるはずはござらぬこれすなわち女受けの秘訣(ひけつ)色師(いろし)たる者の具備すべき必要条件法制局の裁決に徴して明らかでござるとどこで聞いたか氏(うじ)も分らぬ色道じまんを
かくれんぼ (新字新仮名) / 斎藤緑雨(著)
「業平右馬之丞といつて、名題の色師(いろし)ですよ。二本差のくせに」
岡場所やけころへ握(にぎ)り拳(こぶし)で遊びに出かけるほどの色師(いろし)です。
「白旗直八は御家人の冷飯食ひの癖に、名代の色師(いろし)だ」
「白旗直八は御家人の冷飯食いの癖に、名代の色師(いろし)だ」