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船舷
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ふなばた
ふりがな文庫
“
船舷
(
ふなばた
)” の例文
廉平は急ぎ足に取って返して、また丘の根の巌を越して、
苫船
(
とまぶね
)
に立寄って、
此方
(
こなた
)
の
船舷
(
ふなばた
)
を横に伝うて、二三度、同じ処を行ったり、来たり。
悪獣篇
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
船は波につれて高く
颺
(
あが
)
つたり低く沈んだりした。時には波が
船舷
(
ふなばた
)
に当つてさゝらのやうに白く砕けた。
ある日
(新字旧仮名)
/
田山花袋
、
田山録弥
(著)
検疫官が片手に
舵綱
(
かじづな
)
をあやつりながら、
有頂点
(
うちょうてん
)
になってそれを拾おうとするのを見ると、
船舷
(
ふなばた
)
に立ちならんで物珍しげに陸地を見物していたステヤレージの男女の客は
一斉
(
いっせい
)
に手をたたいてどよめいた。
或る女:1(前編)
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
よこ波あびせて打つ
船舷
(
ふなばた
)
展望
(旧字旧仮名)
/
福士幸次郎
(著)
船
常用漢字
小2
部首:⾈
11画
舷
常用漢字
中学
部首:⾈
11画
“船”で始まる語句
船
船橋
船室
船首
船頭
船渠
船長
船尾
船乗
船暈