船楼せんろう)” の例文
船楼せんろうをつつむ軍幕とばりには、杜若かきつばたの大紋がはためき、武者囲いの蔭には、銃身や槍の穂先が林立していた。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ひょいと仰向あおむいてみると、船楼せんろうやぐらに腰かけている頭領かしら龍巻たつまきと、いま下にいた呂宋兵衛るそんべえ
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
無数の紅い龍舌旗りゅうぜつきを帆ばしらにひるがえし、船楼せんろうは五さいに塗ってあった。
三国志:02 桃園の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
船楼せんろうかね
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)