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自然法爾
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じねんほうに
ふりがな文庫
“
自然法爾
(
じねんほうに
)” の例文
匍匐
(
ほふく
)
し、生殖し、吼哮する海獣の、
修羅場
(
しゅらじょう
)
の、歓楽境の、本能次第の、無智の、また
自然法爾
(
じねんほうに
)
の大群集である。
フレップ・トリップ
(新字新仮名)
/
北原白秋
(著)
法が
爾
(
しか
)
らしむる所にいればよいのである。これが「
自然法爾
(
じねんほうに
)
」の教えである。そういう境地を仏徒は「
如
(
にょ
)
」といったのである。この「如」のみが不動不変なのである。
民芸四十年
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
仏教では「
自然法爾
(
じねんほうに
)
」(自然そのままで持っている
価値
(
ねうち
)
)といって天地間のあらゆる生物草木に至るまで、どれ一つとして仏性(尊い生命の種子)を備えておらぬものはない。
仏教人生読本
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
鶴見は鶴見で、『起信論』とは不即不離の態度を取って、むしろ妄心起動を
自然法爾
(
じねんほうに
)
の力と観て、その
業力
(
ごうりき
)
に、思想の経過から言えば最後の南無をささげようとしているのである。
夢は呼び交す:――黙子覚書――
(新字新仮名)
/
蒲原有明
(著)
自
常用漢字
小2
部首:⾃
6画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
法
常用漢字
小4
部首:⽔
8画
爾
漢検準1級
部首:⽘
14画
“自然”で始まる語句
自然
自然薯
自然石
自然木
自然生
自然界
自然淘汰
自然物
自然現象
自然霊