トップ
>
自恣
ふりがな文庫
“自恣”の読み方と例文
読み方
割合
じし
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
じし
(逆引き)
私心の
垢
(
あか
)
を洗った愛念もなく、人々
己
(
おのれ
)
一個の
私
(
わたくし
)
をのみ思ッて、
己
(
おの
)
が
自恣
(
じし
)
に物を言い、己が自恣に
挙動
(
たちふるま
)
う※
欺
(
あざむ
)
いたり、欺かれたり、
戯言
(
ぎげん
)
に託して人の
意
(
こころ
)
を測ッてみたり
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
時には、叡慮にもそむき、また時には、お気にくわぬ
自恣
(
じし
)
もあえて振舞う尊氏にはござりますが、正直申せば、僭上ながら自分は当今のみかどを、比類なき英君なりとあがめておる。
私本太平記:10 風花帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
世の中を狂歌にかくれて、
自恣
(
じし
)
して居るこの
悧恰
(
りこう
)
な幕府の小官吏は、秋成に対しては、
真面目
(
まじめ
)
な思ひやり深い眼でときどき見た。それで彼も、生き負けるにしろさう
口惜
(
くや
)
しい念は起さなかつた。
上田秋成の晩年
(新字旧仮名)
/
岡本かの子
(著)
自恣(じし)の例文をもっと
(3作品)
見る
“自恣”の意味
《名詞》
自分の心の欲するままに振る舞うこと。また、そのようなさま。
夏安居の最終日(7月15日)にそれに参加した僧侶たちが集まり、夏安居の期間に犯した罪過を指摘し合って懺悔すること。
(出典:Wiktionary)
自
常用漢字
小2
部首:⾃
6画
恣
常用漢字
中学
部首:⼼
10画
“自”で始まる語句
自分
自
自然
自棄
自惚
自由
自暴
自家
自動車
自宅
検索の候補
放蕩自恣
洸洋自恣
“自恣”のふりがなが多い著者
二葉亭四迷
吉川英治
岡本かの子