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腰糧
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こしがて
ふりがな文庫
“
腰糧
(
こしがて
)” の例文
ほどなく土地の内藤三郎兵衛
道勝
(
どうしょう
)
も来て大釜で
粥
(
かゆ
)
を
煮
(
に
)
、兵の飢えはしのがれたが、尊氏はなお、
腰糧
(
こしがて
)
三百人分を道勝の手に託して
私本太平記:10 風花帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
すぐその後から、さっきの武士が、一同の
腰糧
(
こしがて
)
を抱えて飛び込んで来た。それを合図に、武士たちは船頭を
叱咤
(
しった
)
して、すぐ舟を出させた。
私本太平記:03 みなかみ帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「いや歩こうよ。まだ
腰糧
(
こしがて
)
(弁当)もあるし、疲れたら山寺の
庫裡
(
くり
)
でも叩こう。が、右馬介は気うといか」
私本太平記:01 あしかが帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
装備、
腰糧
(
こしがて
)
など、
午
(
ひる
)
までに万端、発向の用意をおわること。やがて、二度の
鐘合図
(
かねあいず
)
ととも、一手は
日吉
(
ひえ
)
坂本より大津ぐちへ、一勢は
雲母坂
(
きららざか
)
より上加茂へうごき出るぞ。
私本太平記:04 帝獄帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「よしよし、ほかの大名旗本勢など、いちいち知る要もない。まずは
腰糧
(
こしがて
)
を食うてよく寝ておけ」
私本太平記:10 風花帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
それがすべて
腰糧
(
こしがて
)
まで身につけて、宿を立つには、朝々一ト騒ぎであった。
私本太平記:05 世の辻の帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「大急ぎで、
腰糧
(
こしがて
)
(弁当)七人分ほど拵えてくれい」
私本太平記:03 みなかみ帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
午
(
ひる
)
の
腰糧
(
こしがて
)
もすませ、野営をもたたませると
私本太平記:04 帝獄帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
腰
常用漢字
中学
部首:⾁
13画
糧
常用漢字
中学
部首:⽶
18画
“腰”で始まる語句
腰
腰掛
腰衣
腰巾着
腰元
腰障子
腰骨
腰巻
腰蓑
腰部