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腑効
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ふがい
ふりがな文庫
“
腑効
(
ふがい
)” の例文
「さようでございましょうか、へい、」といってこの泥に酔ったような、
哀
(
あわれ
)
な、
腑効
(
ふがい
)
ない
青年
(
わかもの
)
は、また額を拭った。
三枚続
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
時にははっとするほど自分を
腑効
(
ふがい
)
なく感じ、いっそ
満洲
(
まんしゅう
)
へでも飛び出してみようかと考えることもあったが、あの辺にも同窓の偉いのが重要ポストに納まっていたりして、何をするにも
方嚮
(
ほうこう
)
が
解
(
わか
)
らず
縮図
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
ただ
等閑
(
なおざり
)
に言い棄てたが、小松原は思わず
拳
(
こぶし
)
を握った。生れて
以来
(
このかた
)
、かよわきこの
女性
(
にょしょう
)
に対して、男性の意気と力をいまだかつて一たびもために
露
(
あら
)
わし得た
覚
(
おぼえ
)
がない。
腑効
(
ふがい
)
なさもそのドン
詰
(
づまり
)
に……
沼夫人
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
「ええ!
腑効
(
ふがい
)
ない。」
沼夫人
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
腑
漢検1級
部首:⾁
12画
効
常用漢字
小5
部首:⼒
8画
“腑”で始まる語句
腑
腑甲斐
腑抜
腑分
腑伏
腑分図
腑脱
腑抜声
腑分指示書