“腑伏”の読み方と例文
読み方割合
うつぶ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし私はこうしているだけでさえ怖くて怖くて、顔も上げられずに、いつまでも腑伏うつぶしたきりになっていた。
かげろうの日記 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
親分とあっしが、直ぐに出向きましたが咽喉を突いて、腑伏うつぶしている袖ノ井の傍にありやしたこの手紙を、親分がひらいて見ましたので、事情はすっかり判りやした。
老爺だ、六十ばかりの白髪頭しらがあたまの老爺が笹の中に長くなって顔を腑伏うつぶせて眠っている。「オーイ、どうした、オーイ。」と声を挙げて呼んで見ると、「ウーム」といいながら身を起す。
木曽御嶽の両面 (新字新仮名) / 吉江喬松(著)