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能因
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のういん
ふりがな文庫
“
能因
(
のういん
)” の例文
籠
(
こめ
)
し櫻山
巡
(
めぐ
)
る
麓
(
ふもと
)
に風
薫
(
かほ
)
る時は
卯月
(
うづき
)
の末の空花の
藤枝
(
ふぢえだ
)
はや過て岡部に續く
宇都
(
うつ
)
の山
蔦
(
つた
)
の細道
十團子
(
とほだんご
)
夢か
現
(
うつゝ
)
にも人にも
遇
(
あは
)
ぬ宇都の谷と彼の
能因
(
のういん
)
が昔を今に
振
(
ふり
)
も變らぬ梅若葉
鞠子
(
まりこ
)
の宿を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
従者ヲシテ古関ノ
遺趾
(
いし
)
ヲ問ハシムルニ、曰ク今ノ路ハ中古開ク所、
曩者
(
さきに
)
僧
能因
(
のういん
)
ガ詠ゼシ所ノ白河ノ関ハ左方ノ山頂ニアリ。寺アリテ観音ヲ奉ズ。俗呼ンデ関ノ観音トイフハ即ソノ故趾ナリト。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
閨
(
ねや
)
の上にかたえさしおほひ
外面
(
とのも
)
なる
葉広柏
(
はびろがしわ
)
に
霰
(
あられ
)
ふるなり (
能因
(
のういん
)
)
歌よみに与ふる書
(新字新仮名)
/
正岡子規
(著)
(
能因
(
のういん
)
)
歌よみに与ふる書
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
“能因”の解説
能因(のういん、永延2年(988年) - 永承5年(1050年)あるいは康平元年(1058年))は、平安時代中期の僧侶・歌人。俗名は橘永愷(たちばな の ながやす)。法名は初め融因。近江守・橘忠望の子で、兄の肥後守・橘元愷の猶子となった。子に橘元任がいた。中古三十六歌仙の一人。
(出典:Wikipedia)
能
常用漢字
小5
部首:⾁
10画
因
常用漢字
小5
部首:⼞
6画
“能因”で始まる語句
能因法師