胡麻白ごましろ)” の例文
老教師はその紙包を戴いて何麽どんな事があつても、馬左也氏の名前だけは忘れまいと胡麻白ごましろの頭を幾度か下げて引下ひきさがつた。
如何いくよめいびりの胡麻白ごましろばあさんでも此時このときだけはのんびりして幾干いくら善心ぜんしんちかへるだらうとおもはれる。なつし、清明せいめい季節きせつ高地テーブルランド旦道たんだうはしときなどさらし。
湯ヶ原ゆき (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)