ひばら)” の例文
あと退さがるところを藪蔭からプツーリ繰出した槍先にて、渡邊のひばらを深く突く
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
聞て何れも驚き集り來るゆゑ幸手宿さつてじゆく騷動さうどう大方ならず我も/\と提灯ちやうちんたづさ駈着かけつけたり是より先平吉は一散に其所へ來て見れば無殘や父平兵衞は肩先かたさきよりひばらへ掛て八寸程切下られ咽元のどもとには止めの一刀を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
と云ってひばらをかゝえ、ドッサリ倒れました。