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肉身
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しんみ
ふりがな文庫
“
肉身
(
しんみ
)” の例文
またはてんでんの
小児
(
こども
)
の噂などで、さのみ面白い話でもないが、しかしその中には
肉身
(
しんみ
)
の情と
骨肉
(
ちすじ
)
の愛とが現われていて、
歎息
(
たんそく
)
することもあれば
初恋
(新字新仮名)
/
矢崎嵯峨の舎
(著)
母の
肉身
(
しんみ
)
の弟ではあつたが、顔に小皺の寄つた、痩せて背の高い母には
毫
(
すこし
)
も
肖
(
に
)
た所がなく、背がずんぐりの、
布袋
(
ほてい
)
の様な腹、
膨切
(
はちき
)
れる程酒肥りがしてゐたから、どしりどしりと歩く
態
(
さま
)
は
刑余の叔父
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
その夜一同客座敷へ集まッて
四方山
(
よもやま
)
の話を始めたが、いずれも
肉身
(
しんみ
)
の寄合いであるから誰に遠慮ということもなくその話と言ッては藩中のありさま、江戸の話、親類知己の身の上話
初恋
(新字新仮名)
/
矢崎嵯峨の舎
(著)
が、智恵子の親切は
肉身
(
しんみ
)
の
姉妹
(
きやうだい
)
も及ばぬとお利代は思つてゐる。
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
肉
常用漢字
小2
部首:⾁
6画
身
常用漢字
小3
部首:⾝
7画
“肉”で始まる語句
肉
肉体
肉桂
肉塊
肉汁
肉體
肉刺
肉叉
肉置
肉食