トップ
>
聖衆
>
しょうじゅ
ふりがな文庫
“
聖衆
(
しょうじゅ
)” の例文
私は姉は今はもはや美しい仏となって
聖衆
(
しょうじゅ
)
たちと交わり、私たち生き残れる者をあわれみ守っていてくれることと信じます。
青春の息の痕
(新字新仮名)
/
倉田百三
(著)
大江定基法師の、「
笙歌
(
せいが
)
遥かに聞ゆ孤雲の上、
聖衆
(
しょうじゅ
)
来仰す落日の前」という詩も見えた。又女院の歌らしく
現代語訳 平家物語:13 灌頂の巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
ならば
手柄
(
てがら
)
にその
白刃
(
しらは
)
をふりかざして、法師の
後
(
うしろ
)
に従うた
聖衆
(
しょうじゅ
)
の車馬剣戟と力を競うて見るがよいわ。
邪宗門
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
轍
(
わだち
)
の下に往生を遂げたら、
聖衆
(
しょうじゅ
)
の
来迎
(
らいごう
)
を受けたにも増して、
難有
(
ありがた
)
く心得たに相違ない。されば父上の御名誉も、一段と挙がろうものを。さりとは心がけの悪い奴じゃ。
邪宗門
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
仰ぎ願わくは、山王七社、王子
眷属
(
けんぞく
)
、東西満山護法
聖衆
(
しょうじゅ
)
、日光月光、無二の丹誠を照らし、唯一の
玄応
(
げんおう
)
を垂れ給え。さすれば逆賊謀臣はたちどころに軍門に下り、
首
(
こうべ
)
を京土にさらさん。
現代語訳 平家物語:07 第七巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
あの
阿弥陀経
(
あみだきょう
)
のなかに「
諸上善人倶会一処
(
しょじょうぜんにんくえいっしょ
)
」というところがあるね。わしは多くの
聖衆
(
しょうじゅ
)
の群れにかこまれた。みな美しい冠をかぶっていらしたよ。わしはもったいなくて頭が下がった。
出家とその弟子
(新字新仮名)
/
倉田百三
(著)
「命が惜しくば、その方どもも天上皇帝に
御詫
(
おわび
)
申せ。さもない時は立ちどころに、護法百万の
聖衆
(
しょうじゅ
)
たちは、その方どもの
臭骸
(
しゅうがい
)
を
段々壊
(
だんだんえ
)
に致そうぞよ。」と、
雷
(
いかずち
)
のように
呼
(
よば
)
わります。
邪宗門
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
(だんだん顔が輝いて来る)その日から私はあの尊い
聖衆
(
しょうじゅ
)
のなかの一人に加えられるのだ。なんという平和であろう。なんという光栄であろう。朝夕、仏様をほめる歌をうたって暮らすのだ。
出家とその弟子
(新字新仮名)
/
倉田百三
(著)
聖
常用漢字
小6
部首:⽿
13画
衆
常用漢字
小6
部首:⾎
12画
“聖衆”で始まる語句
聖衆来迎図
聖衆来迎