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考案
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かんがえ
ふりがな文庫
“
考案
(
かんがえ
)” の例文
『
慝
(
かく
)
すには及ばんぞ、
聞
(
きい
)
たら聞いたと言うが
可
(
え
)
え。そんなら
乃父
(
おれ
)
には
考案
(
かんがえ
)
があるから。サア慝くさずに言うが可え。何か聞いたろう?』
運命論者
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
一ツずつ、蜻蛉が別ならよかったんでしょうし、外の人の
考案
(
かんがえ
)
で、あの方、ただ刺繍だけなら、何でもなかったと言うんです。
縷紅新草
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
様々の物質と色々の薬品と、そして長い間の研究とで、製造り上げた人工の人間です。併し何のように
考案
(
かんがえ
)
ても、心臓を造ることは出来ませんでした。
人間製造
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
縁起
(
えんぎ
)
の悪いことお云いでないよ、面白くもない。そんなことを云っているより勢いよくサッと飲んで、そしていい
考案
(
かんがえ
)
でも出してくれなくちゃあ困るよ。
貧乏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
追つて相応な処のあるまで、何か後来の為になる手芸でも、覚えてみる事にしては、どんなものか。実は乃公も最初から、さういふ
考案
(
かんがえ
)
もあつたのなれど。
したゆく水
(新字旧仮名)
/
清水紫琴
(著)
▼ もっと見る
「そんなに度々何処から手紙が来るのか知ら……お待ちなさい、私も
考案
(
かんがえ
)
がある」
P丘の殺人事件
(新字新仮名)
/
松本泰
(著)
実地に就ての
益
(
やく
)
に立つ
考案
(
かんがえ
)
は出ないで、こうなると種々な空想を描いては
打壊
(
ぶちこ
)
わし、又た描く。空想から空想、枝から枝が
生
(
は
)
え、
殆
(
ほと
)
んど
止度
(
とめど
)
がない。
酒中日記
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
考
常用漢字
小2
部首:⽼
6画
案
常用漢字
小4
部首:⽊
10画
“考案”で始まる語句
考案画