“慝”の読み方と例文
読み方割合
かく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かくすには及ばんぞ、きいたら聞いたと言うがえ。そんなら乃父おれには考案かんがえがあるから。サア慝くさずに言うが可え。何か聞いたろう?』
運命論者 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
わしの跡を追掛おっかけて来て富五郎はいるか、かくまったろう、イエ慝まわぬ、居ないといえばじゃア戸棚に居ましょうというので捜しましょう
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
かねてから独逸人がしみつたれで、慾深で、有る程のものはぱらはずにはられない癖を知つてゐるので、てんでに財産をかくまふのに智慧を絞つたものだ。