“老耋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
としよ33.3%
としよって33.3%
よぼ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
貴嬢あなたにゃ可笑おかしいか知らんがわたくしにゃさっぱり可笑しく無い。薄命とは云いながら私の身がきまらんばかりで、老耋としよッた母にまで心配掛けるかと思えば、随分……たまらない。それに慈母さんも……」
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
ハッと気を取直おして文三が真面目まじめに成ッて落着いて、さて再び母の手紙を読んで見ると、免職を知らせた手紙のその返辞で、老耋としよっての悪い耳、愚痴をこぼしたり薄命をなげいたりしそうなものの
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
うでも有りましょうが、斯んな老耋よぼれた老爺おやじを斬ったって殴ったって仕方がないじゃア有りませんか、それは重々悪いから此の通り私が謝まりまするから、どうぞ勘弁して下さい