老耋としよ)” の例文
貴嬢あなたにゃ可笑おかしいか知らんがわたくしにゃさっぱり可笑しく無い。薄命とは云いながら私の身がきまらんばかりで、老耋としよッた母にまで心配掛けるかと思えば、随分……たまらない。それに慈母さんも……」
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)