老耋としよって)” の例文
ハッと気を取直おして文三が真面目まじめに成ッて落着いて、さて再び母の手紙を読んで見ると、免職を知らせた手紙のその返辞で、老耋としよっての悪い耳、愚痴をこぼしたり薄命をなげいたりしそうなものの
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)