老獪ずる)” の例文
北條某ほうじょうなにがしとやらもう老獪ずる成上なりあがものから戦闘たたかいいどまれ、幾度いくたびかのはげしい合戦かっせん挙句あげくはてが、あの三ねんしのなが籠城ろうじょう、とうとう武運ぶうんつたな三浦みうらの一ぞく
老刑事のネチネチした老獪ずるい手段が、ホントウに自烈度じれったくて腹が立っていたのだから……。
冗談に殺す (新字新仮名) / 夢野久作(著)
老獪ずるい連中だ!⦆と心の中で彼は思つた。⦅屹度、これには何か魂胆があるのだな。⦆