群山むらやま)” の例文
入日さすいただきのみはほのあかく煙れるがごと暮るる群山むらやま(帰途所見)十二月十五日
閉戸閑詠 (新字旧仮名) / 河上肇(著)
不二ヶ嶺はいよよ清麗さやけし群山むらやまの高山がはるに天そそり立つ
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
百千代ももちよぎてとどろく大砲おほづつこたへとよもす春の群山むらやま
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
不二ヶ嶺はこごし裾廻の群山むらやましば山くらしいまだ夜明けず
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)