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繊麗
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きゃしゃ
ふりがな文庫
“
繊麗
(
きゃしゃ
)” の例文
婆さんは年寄に似合わない白い
繊麗
(
きゃしゃ
)
な指で、九枚の文銭を三枚ずつ
三列
(
みけた
)
に並べたが、ひょっと顔を上げて、「身の上を御覧ですか」と聞いた。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
扨
(
さて
)
は迷惑、一生
可愛
(
かわゆ
)
がって
居様
(
いよう
)
と思う男に。アレ
嘘
(
うそ
)
、後先
揃
(
そろ
)
わぬ御言葉、どうでも殿御は口上手と、締りなく
睨
(
にら
)
んで
打
(
ぶ
)
つ真似にちょいとあぐる、
繊麗
(
きゃしゃ
)
な手首
緊
(
しっか
)
りと
捉
(
とらえ
)
て
柔
(
やわらか
)
に握りながら。
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
繊
常用漢字
中学
部首:⽷
17画
麗
常用漢字
中学
部首:⿅
19画
“繊”で始まる語句
繊細
繊
繊弱
繊手
繊維
繊巧
繊々
繊雲
繊塵
繊美