總殘そうのこ)” の例文
くて同年ごく月二日評定所へ又々前々のとほ役人やくにん衆相揃はれ右一件のもの總殘そうのこらず御呼び出し追々おひ/\白洲しらすに呼込に相成役人衆やくにんしう列座れつざいたされ時に大岡殿越後國頸城郡寶田村百姓上臺憑司とよばれ其方儀是迄段々吟味に及びし所猿島河原きられ人は其方せがれ嫁等の趣き申立ると雖も必ず昌次郎梅とは定め難く其わけは同じ衣裳いしやう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)