“綿屋(わたや)” の例文
すぐ前(まへ)の、鉢(はち)ものの草花屋(くさばなや)、綿屋(わたや)、續(つゞ)いて下駄屋(げたや)の前(まへ)から、小兒(こども)が四五人(しごにん)ばら/\と寄(よ)つて取卷(とりま)いた時(とき)、袖(そで)へ落(おと)すやうに涼傘(ひがさ)をはづして
番茶話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
明はそのとき初めてその娘を間近かに見ながらそれが同じ村の綿屋(わたや)という屋号の家の早苗と云う娘であるのに気づいた。娘の方では先に明に気づいていたらしかった。
菜穂子 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
車屋(くるまや)から四軒(けん)めの家(うち)をさがしますと、そこは綿屋(わたや)になって、ほかの若(わか)い人(ひと)たちが住(す)んでいました。
海ほおずき (新字新仮名) / 小川未明(著)